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間に合いますたw

12:30過ぎになってしまいましたが、ひとりサンプラザへ。

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ウホっ、何これ!?的に
携帯で(^^);撮っていると、なにやらウサン臭そうに
横目で通り過ぎようとする人影…

むむっ??あやつはtakだな。

メガネしてないから見えてないにしても
そのあからさまな近寄るな目線。
最初に遭ったのがtakちゃんとは、何とも幸先の良い…

で、ここの場所に引っ張り出して頂いた
blackbeautyさんのエスコートでいざ会場へ。

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こんな目玉(モック?)がありましたし、とにかく
抜いたり挿したりし放題。詳しくはFUJIYA AVICブログで

そのページを見せながら
ホラ、昨日はこんなにキモ楽しい集まりでさぁw、なんて

ウチの奥さんに話していたら
『あ、○○ちゃんだ』
お〜、なんとびっくり。よくぞ見つけた、さすがばぢる妻。
って、おまえのフォーカス、どこ狙ってるの?みたいな^^


画像の一枚に、私の足元写ってましたねw

そのとき現場では、ちょっとした盛り上がり&人だかりで
その話題の中心にいたのが、この兄弟。

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これも、このヘドホンショーでお披露目したいということで
画像は発送前に慌てて撮った一枚です。
ほんとはもっとカッコ良く

ESW-11 crafted by 846CableFactory

そんな雰囲気の一枚にしたかった…


さて、左ESW9、右10ともに同じ電線を使ってます。
オーグラインの0.2mmを3本+mogami2534
といっても、HOTをオーグでGND2534とか
分岐まで2534、そこからオーグという構成ではなくて
まずはポリイミドチューブを4本、必要な長さ準備します。
(今回は1mでのオーダーですので助かりました。

ポリイミドはMAX1mしかないので、それ以上だと
Chris部長の時に使った継ぎ足し技を駆使しないと)
そしたら真新しい綿手袋をして、モガミを
はだか銅線の状態にまでバラバラします。
このたった一行の工程でも、線を傷つけないようにとか
撚りグセを矯正したりなど、やる度に工夫して
きれいな0.12mmの銅線にして、3本のオーグラインと
2本の2534OFC線を、内径0.5mmのポリイミドに。

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これを4本作るのに、さてどんだけかかるのでしょう?
スペース的にはわりと余裕っぽいですが…

何も考えずに通していくと、最初の4〜50cmは
そこそこスムーズに入っていきますが、まず間違いなく
途中で線同士の並び具合が変わったりして
ある所からピクリとも進まなくなってしまいます。
それをなだめすかしながらそのまま続けるか
もしくは一度抜き取ってしまって、ポリイミドには
あらかじめ0.2mm程度の銅線だけを通しておいて
その先端部分にオーグ+2534をハンダ付けして
銅線を引っ張って強制的に通してしまうか
毎回悩む所です。
引っ張り出し法でなら、5分もあれば貫通するのですが
あのスペースに、0.2mm線一本はとても入りませんので

オーグ+2534の先端に、導線となる0.2mmの先端を
ちょん付けという形でないと、スムーズに引けません。
かといって引っぱりの力と、途中の抵抗とに耐える
ギリギリの強度を保ちつつ、必要最小限のハンダで
やらないといけないので、これまた一発では
成功させられないです。あとちょっと…というところで
ブチっとハンダ部分がチギれてしまうなんてのは
それこそブチっと…_| ̄| _ _(( ( ○

涙でかすんだ目で、またルーペを覗き込みながら
0.5mmに0.2mmを付き合わせてのハンダづけ。
今度はさっきより少し多めにして、余計なハンダを
これまたルーペで覗きながら、削ぎ落していって
スルスルスル〜っと貫通した時に味わう
その小さな幸せといったらないですw

そういえば、9と10の違い
見た目でいえば、ヘッドバンドの革の色と
カチカチと伸縮する部分のメッキも違います。
ドライバの違いも大きな部分ですが

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ご覧の様にアフリカンパドックの方が
かなり重いです。
私的には、重い=エラい。なんですw

んが、ひっくり返して裏を見てみると、9の方は
直線的な刃物で平に削り込んである所、ESW10では
コスト的には、倍では収まらないと思われる
お椀状に削り取ってありました。

ナイスオーテク!!
こういう見えない所に施されているこだわり
というか、常により良くしたいと誰かが思っている
そんなハートの部分を感じられるのは、なんでか
すごく嬉しく思えてしまう自分です、わたしです。

そうです、ばぢるですw

なので、今回はやりませんでしたが
次、ESW9をイヂるときには
サンバースト風のエアブラシ+鏡面はもちろんの事
裏面のRくり抜きもやってみたいですね。

ちなみに、今回のESW9modのお値段は…

まるっとコミコミ32,800円。(本体除く)

例えば、15,000円位の中古でも良いので
ESW9を手に入れられたら…

なんて妄想を膨らませている人、お待ちしています。

10の漆、ちょっと残念な所もあって
その艶に見とれて、良ーく見ないと判らないんですが
表面を30倍程度のルーペでチェックすると
ブツみたいなのがけっこうあって、プラス私的に
一番の残念ポイント
表面と側面の色身の違いです。

その点、ESW9mod=ESW11(笑)では
まずは、半艶クリア処理されている表面に
ヤスリを軽くかけたい所ですが、金文字の
audio-technicaロゴが消えてしまうので
丁寧に脱脂をして、そのままクリアを塗ってしまいます。
その状態は先日アップしてるあれです。

これでもいんぢゃね!?
いやいや甘い。これはヤスリをかけてしまいます。
側面に開いた導管の小穴、これも出来れば
極力埋めて目立たないようにしたいので

(初期モデルと現行?を比べて、ほんの少しだけESW9の
ハウジング高さが違っているのは、この小穴を隠すため
初期モデルには入っていた、フレームとハウジング間の
クッションを撤去して、ハウジングの側面が
あまり見えないようにしています)
最初のクリアを塗る前、この穴に筆でクリアを注してます。

#1,500のヤスリをかけて、オーテクロゴとの段差が無くなったら
おもむろにエアブラシを。
色は黒(赤をひと垂らししてますが)で。
スプレーガンに較べると、エアブラシでは極ごく薄〜い
膜厚にしかならないので、きれいにしかも簡単(?)に
グラデーションをさせられます。

周囲のトーンを落せば、コントラストもつきますので
自然と目線を真ん中に集める効果もあって
より引き締まった印象に。低音も当然締まるでしょw

きれいなグラデーションが出来たら、すでに作っておいた
仕上げ用のウレタンクリア
(一番最初に塗ったクリアよりも
シンナーで薄くして、さらに硬化剤は乾燥の遅いものを選びます)
まず側面を二周させて、表面は90度ずつ回しながら一周。
あっ、ハウジングは紙コップを逆さにして
両面テープで貼付けて、手で持って塗ってます。

このセットをもう一度繰り返し塗ったら、必要な膜厚は
ほぼついてしまうので、あとはボッテリしないように

さらにシンナーで薄くしたクリアで。
ただ、何も気にせず同じように塗ると
表面の肩の部分だけ厚塗りになってしまうので
側面一周したら、そのミストが乗っかった表面だけ
先に塗ったクリアと馴染ませるように、1〜2度
表面の真ん中だけを狙って塗ってあげれば
重力と表面張力によって、
自然と深〜い艶ピカに。

熱は入れずに、丸一日自然乾燥させます。
(
素材が木なので)
その間に、プラグ部分のアフリカンパドック材を
ウッドターニングで削り出して、この部分は
長く使うと独特の艶も出てくるので、塗装はせずに
ワックスで仕上げています。

乾いたハウジング、これまたこのままでも
ESW10をすでに凌駕しちゃってますが
塗装にホコリは付き物、今回は学校の塗装ブースを
使わせてもらったので、ウチよりはるかに良い設備にも
かかわらず、左右で5個のホコリ発見です。

このわずかな出っ張りを、慎重にカミソリの刃でさらって
あとはひたすら#2,000より細かいヤスリで水研ぎです。
といっても、塗装の段階でほぼフラットな
素ん晴らしい表面が出来ているので、水研ぎは
10分もあれば終了。残るはコンパウンド磨き。


粒子の違う3種類のものを使って、1個あたり
3時間程度で鏡面になります。
もちろん手磨きです。

この工程は、ポリイミドに線を通すよりも
時間的にはかかるんですが、艶の具合がどんどん
変わっていくのがわかるので、わりと好き^^

コマ切れで書いてるので、話があちこち散らかっていますが
当日のオーテクブースで、加工の各工程の
ESW10ハウジングが、5個くらいディスプレイされていて
あ〜、もったいない
何故に裏側を見せないっ!!と突っ込んでたのは私です^^;

で、話によると、どうやら10人もいないくらいの
漆職人が分担で作業をしているらしいのですが
やはり手工芸なので、仕上りやら素材の問題などで
QCをパスしないものがかなりあるらしく、ものすごく
もったいないけど、かなりの数廃棄処分になっているそうで。。

普通のプラステックや金属ハウジングならまだしも
ウッドハウジングに傷がつくと、そりゃ凹みますよね。
ましてや艶ピカの漆であれば、オーナーの落胆たるや
容易に想像出来ます。

そんな悲しい思いを、限定ヒャッホーユーザーに
させては絶対にダメです。15,000とかでも良いから
補修パーツとして、ぜひそのQC落ちの中からでも
救えそうなものが、やり方によってはあるはずですから
ハウジングは確保しておくべき、べき、ベッキー!!
とのリクエストをしておきました。

限定で替えのないモノ、どこかおかしくなったら
直せないのであきらめて下さいでは、毎日
閉店セールやってるのと変わらないですよねw

あ、もうこの位で。また少し書き直します。
つもりでしたが、アップ画像でお茶を濁させてください…

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コメント

その匠の技と情熱に感服しました。
846 CableFactory のユーザーは皆幸せ者です^_^

投稿: MM.ヴィレ | 2008.11.18 16:05

いやいや、こんな独りよがりに付き合って下さる
変態紳士、女の子、彼女くらい作れよ若者!!
などなど、大勢にいぢられてる私は
もっと幸せモンです^^

ということで、Gradoまだ我慢してくださいw

投稿: ばぢる | 2008.11.18 17:03

>次、ESW9をイヂるときには
>サンバースト風のエアブラシ+鏡面はもちろんの事
>裏面のRくり抜きもやってみたいですね。
あぁ〜、ばぢるさんの気の済むまで最強モディファイしてもらいたい気持ちがムラムラ、、、じゃなくてムクムクと。

記事の方は読み応えたっぷりですね。
写真の取り方、参考にさせていただきます。

投稿: t2m | 2008.11.18 20:27

引っ張り出した張本人ですw
ぴっかぴかのe8ですが、シルバーのミラーフィニッシュは少し恥ずいので、リケーブルお願いするとき、一緒にe9みたいなガンメタ塗装お願いするかもデス............(^^;

はーやくこいこい発売日w

投稿: blackbeauty | 2008.11.18 22:22

ESW-11ですかー。まばゆい光を放ってますね・・。あまり見つめると物欲がうずいてきますw
ところでESW-10リケーブル後の音質は、どんな感じなんでしょう?大きく変わりますか?

投稿: shio-di | 2008.11.19 00:58

作ってもらった物です。
ESW10の音は変わりますよ。
傾向は個人的にはW1000やW5000傾向の音を今の技術
でブラッシュアップした物に空間表現を足した感じです。
リケーブル効果で情報量はポタとは思えません。
ESW9が好きなら音の傾向は大分違うので、要試聴です。

投稿: たけ | 2008.11.27 13:42

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