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昔のダブルバスレフ(のだめ)

別に…レトロな。という意味ではありません。
11053
とある高速な方が設計した
3インチ(8cm)ユニット用の
約6Lのダブルバスレフ箱。

これを、どちらかというと
高速よりもトルク重視なある方が作っていたのを
半ば強引に^_^持ってこさせて
私が苦労に苦労を重ねて(マジ")2年前かな?
ここまで仕上げたものです。

どんな苦労かって?
とても、この凛とした佇まいからは想像出来ない
ホゲェ〜な闘いがあったのですよ。






集成材をホームセンターでカットしたものを
イモ接ぎ 木工用ボンド (使ったのは別物)を使って
接着という、いたって王道なエンクロージャ製作なのですが
なぜか、板と板の間にボンドの層がくっきりと(¡_・)

どうやら超〜圧着不足だったらしく、もともと少しは
板にも反りがあったのでしょうが、木工用ボンドの
水分も吸いながら、どんどん反ってしまったようです。

もう削るしかないので
(カンナ/筋肉痛/カンナ/汗/サンダー/手の震え)を経て
ようやく塗装(二液のウレタン塗料)です。。

たしか、最初にクリアをハケで厚く塗ったのかな。
何でかというと、画像を見るとわかりますが
箱の角かどが濃い色になってますよね。
だんだんと色が変わっていく、グラデーションというのを
やりたいのですが、この時に表面にひどい凸凹があると
凹の所に塗料が溜まってしまって、色がそこだけ濃くなってしまいます。

そのために、膜厚の稼げるハケ塗りを最初にやって
乾いたら、それをなるべくフラットになるようにヤスリがけして
ようやくスプレーガンを使って、色を入れていきます。

例えば、普通に焦げ茶とか塗ってしまうと、木目がまったく
見えなくなってしまうので、この工程での色を塗るというのは
クリアの中に5%の
とか、10%の茶色とかを吹くことです。
判り易くいうと、色の付いたセロハンを重ねていく感じ。
当然沢山重ねれば、下地が見えなくなっていくので
塗りながら、具合を見ながらの塗装作業になります。

通常はこの工程をやるだけでも、ちょーこうきゅうな
スピーカーになれるのですが、せっかく手をかけてしまったので
もうちょっと "サプライズ" が ほぢいです。

それがフロントバッフルのセンター
最も木目の出ている部分に走る
名付けて
COBRAストライプ!!

かっこいいでしゅ (…のだめ)
ここは、最初のクリア厚塗り→面だしが済んだら
グラデーションを入れる前に、あらかじめ
マスキングしておいたんですね。
そうすれば、色を入れ終わってマスキングを剥がせば
クリアだけの木目が現れる訳です。

しか〜し!! これをやると、グラデーションにした所と
マスキングしてクリアだけの所、塗料の厚みの違いで
段差が出来てしまいます。
そんな段差ゆるしぇません
(…またか)

なので、まずもう一度全体にクリアを吹きます。
そうしたら、また耐水ペーパーで研ぎます。
目的は、段差をなくすためです。ボーっとして
研いでいると、間違いなく下に塗ってあるせっかくの
美しいグラデーションまで削ってしまいますので
単調な作業を集中して…というなんとも過酷な作業です。

でも、これを乗り越えれば
きっとこのスピーカー、
カンタービレに鳴ってくれるっ!!
そう信じて、研ぎ上がった全身つや消しになっている
こいつに最後のクリアを、そこに映り込む自分の顔
天井の蛍光灯、真っ直ぐになるように、鏡のように、

そんな風にして出来上がった、落ちこぼれの
とてもいとおしい物語でした^_^


長かったですね。途中からオカシクなってるし。。
でも最後まで読んでくれてありがとうです。

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コメント

塗装は難しいですね。
刷毛塗りでもただただ時間と根気があれば良い線行くこともありますし、経験が無いとダメな事もあります。

先日とあるSP工作の塗装をしました。
材質はフィンランドバーチ。
色をワシンのチェリーにしようと、先ず2度程水性サンディングシーラーを塗り、その上に水性ウレタンニスのチェリー色を塗りました。
が、私レベルの塗装では、いつもは着色を1回目の素地の吸い込みで得ていた事が発覚。
クリア色の下地が出来たあとに濃いチェリーを塗ったところ、刷毛ムラがモーレツに生じ、研磨・塗装を繰り返してもついぞ(というか根気が足りなく)均一な色の塗面が得られませんでした。

投稿: ぶり | 2006.11.06 07:10

その節はお世話になりました (^^ゞ ^^;;;;
当時は単身赴任並みに我が家に帰宅する日々も少なくて
まかせっきりになってごめんなさい m(__)m
勤務中に電話が鳴って、向こう岸に「キーキー」とカンナさんが
唸っていましたのを覚えておりますです (~_~;)

恐らくは、現物を拝見なさる前にプロたる仕上げの塗装を目論んでおられた。。
しかし...目の前に置かれた現実(塗装前のスピーカー)
普通の凡人ならば、適当に塗ってバイナラ!

ですが。。さすが師匠!!!
あの状態のえくろんじゃ~をここまで仕上げたのにびっくり!(私)
仕上げの良さ、クリア層の厚さ美しさにびっくり(高速or杜の管理人方々)
そうそう。。お二人は塗装前の状態を知るべくもなかったのです。
何しろ一回りコンパクトになるほどのカンナ+研磨加工(ずれ等がひどい為)
とにかくびっくり嬉しい仕上がりでした (^^)

今現在でもつるつるクリアは触れても抱っこしても、頬づりしても
嬉しいですね~
当時はsansui 907デケートで鳴っていましたが
鳴りっぷりも中々で、フルレンジスピーカーの魅力を堪能いたしましたね。

でも、ほんと秋葉のヒノオーディオあたりで展示してみたいもんですよ!

投稿: 高速P@ | 2006.11.06 21:57

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